Mac Studio M5 Max 128GBとUltra 96GB、ローカルAIは速度か容量か
投稿日 動画公開
Mac Studio M5 Max 128GBとM5 Ultra 96GBは速度か容量かの選択です。27B以下の速度はUltra、122B級のMoEはMax向き。自社実測・レビュー実測・計算による推定を分けて選び方を整理しました。
Mac Studio M5 Max 128GBとM5 Ultra 96GBのうち、ローカルAIにはどちらが向いているでしょうか。答えは「速度か、容量か」です。27B以下の密(dense)モデルを速く動かすならUltra 96GB、122B級のMoEモデルを載せるならMax 128GBです。この記事はYouTube動画の内容を、自社実測、レビュー実測、公式スペック、計算・推定に分けて整理し直したものです。動画は韓国語で進行します。
結論を先に3行で
- ローカルAIで27B以下の密モデルを速く動かすなら、Mac Studio M5 Ultra 96GBです。レビュー実測の約55トークン/秒に対し、Maxは計算上の推定で約30トークン/秒と、約2倍の差があります。
- 100B級のMoEを1つ載せるならM5 Max 128GBです。Qwen3.5 122Bには約74GB(推定)が必要で、GPU上限が約72GB(推定)のUltra 96GBには収まりません。
- 150GBを超えるモデルや同時利用が目的ならUltra 256GB、一人でのチャットや要約だけならサブスクリプションのほうが安くなります。
この記事の数字は4種類です
GitSeonjeapチャンネルはMac Studioの実機を持っていません。 Mac Studioの数字はすべて、レビュー実測、公式スペック、計算です。
| 表記 | 意味 |
|---|---|
| 自社実測 | Mac mini M6 32GBで自分たちが測った値 |
| レビュー実測 | BGR、Tom's Hardwareなどが実機で測った値 |
| 公式 | AppleとNVIDIAが公開しているスペック |
| 計算・推定 | 帯域幅÷モデルサイズ、メモリ75%ルール |
価格は2つの時点が混ざっているため、分けて書きます。動画の基準日(2026-09-27)には、Max 128GBが約9,390,000ウォン(1TB構成。基本構成の価格にオプション価格を合算した値)、Ultra 96GBが9,490,000ウォンでした(いずれも韓国での価格)。2026-10-30にApple Korea(韓国)で確認した表示価格は、Max 128GBが8,710,000ウォン(ストレージは512GBが基本)、Ultra 96GBが9,490,000ウォン(ストレージは1TBが基本)です。ストレージの基本構成が違うため、2つの値をそのまま比べることはできません。メモリ32GBと帯域幅2倍のどちらを取るかが核心です。
2つの構成のスペックと価格の違い
2機種は外観とポートが同じで、違いは内部にあります。以下は動画の基準日(2026-09-27)の比較です。

| 項目 | M5 Max 128GB | M5 Ultra 96GB |
|---|---|---|
| 価格(韓国) | 約9,390,000ウォン(動画の基準日9/27、1TB構成)・8,710,000ウォン(10/30のApple Korea表示価格、ストレージ512GBが基本) | 9,490,000ウォン |
| CPU / GPU | 18コア / 40コア | 30コア / 64コア |
| メモリ | 128GB | 96GB |
| メモリ帯域幅 | 614GB/s | 1,200GB/s |
| メモリ上限 | 128GB | 512GB(動画の時点では10月末予定) |
速度は帯域幅、載るモデルはメモリで決まる
文字を生成する速度は、おおよそメモリ帯域幅に比例します。動画のたとえでは、容量が倉庫の大きさ、帯域幅が倉庫の入口の幅です。

基準点は、自分たちがMac mini M6 32GBで測った値です(MLX 4ビット、2026-09-26)。

Qwen3.8 27B 4ビットは9.6トークン/秒、Qwen3.6 35B-A3Bは67.4トークン/秒、gpt-oss 20Bは46.0トークン/秒でした(すべて自社実測)。
同じQwen3.8 27B 4ビットで並べると、次のようになります。

Mac mini M6は9.6(自社実測)、M5 Maxは約30(帯域幅からの計算による推定で、実測なし。算出式は動画の資料に記録がないため、丸めた値として見てください。参考までに、Ultraの55を帯域幅比で縮めると55×614÷1,200≈28、M6の9.6を拡大すると9.6×614÷170≈35です、計算)、M3 Ultraは約40、M5 Ultraは約55(BGRのレビュー実測。Ultraは256GB構成)です。
帯域幅の差は7.1倍(170対1,200)ですが、速度は約5.7倍(9.6対55)です。動画では、大きなチップは帯域幅を使い切れないこと、プロンプトの読み込みはGPUコア数に左右されること、MLXの最適化が新しいチップにまだ十分でないことが理由だと説明しています。機種が異なるため、5.7倍は参考用の計算値です。
メモリ別に載せられるモデルのサイズ
MacはメモリのすべてをGPUに割り当てるわけではありません。手元のM6では、32GBのうち26.8GB(24.96GiB)が上限でした(自社実測)。32GBを32GiB(約34.4GB)とみなすと78%で、10億バイト単位のGBで割ると約84%です(26.8÷32、計算)。Mac Studioは同じ方法で測れなかったため、保守的に75%を当てはめた推定値を使いました。構成名のGBの数字にそのまま75%を掛けた値なので、単位は別に区別していません。

この上限で、Qwen3.5 122B-A10B 4ビット(モデル約68GBと32kコンテキストのキャッシュ約6GBを足した約74GB、推定)の可否が分かれます。Max 128GBには載り、Ultra 96GBには載りません。

逆に、70Bの密モデル4ビット(約40GB)はどちらにも載り、この場合は帯域幅が速度を決めます。帯域幅からの計算では、Maxが約12トークン/秒、Ultraが約22トークン/秒です(推定で、実測ではありません)。動画の資料には掛けた効率係数が書かれていないため、逆算してみると、帯域幅÷40GBに75%を掛けた値(614÷40×0.75=11.5、1,200÷40×0.75=22.5、計算)に近くなります。80%を掛けると12.3と24です(計算)。

| 構成 | 価格(韓国) | 帯域幅(公式) | GPU上限(推定) | 載せられるモデルのサイズ |
|---|---|---|---|---|
| M5 Ultra 96GB | 9,490,000ウォン | 1,200GB/s | 約72GB | 27B・31Bの密モデル、35B-A3B級のMoE |
| M5 Max 128GB | 8,710,000ウォン(10/30、ストレージ512GBが基本) | 614GB/s | 約96GB | 上記すべて + 122B級のMoE |
| M5 Ultra 256GB | 16,290,000ウォン(9/27の動画の値。10/30のApple Korea構成画面でも同じ) | 1,200GB/s | 約192GB | DeepSeek V4 Flash 156GB(ZONEofTECHのレビュー実測) |
Ultra 256GBでのQwen3.5 122Bは、BGRのレビュー実測で約80トークン/秒です。
サブスクリプションに換算すると何か月分か
ChatGPT ProやClaude Maxのようなサブスクリプションを月約290,000ウォン(韓国での価格)として換算しました(動画の基準日の価格が基準で、電気代・減価償却は除外、計算)。Ultra 96GBは33か月分、Max 128GB(約9,390,000ウォン基準)は32か月分、Ultra 256GBは56か月分です。年に換算すると約2.7年から4.7年(32÷12、56÷12、計算)で、動画はこれを「3年から5年」に丸めて話しました。

NVIDIAとは次のように比べられました。DGX Spark(128GB、帯域幅273)は、Tom's Hardwareの実測でM5 Ultraのトークン速度が約4倍でした。RTX 5090(32GB、帯域幅1,792)は、載るモデルならさらに速い一方で、32GBという上限があります。
買う前の選び方の順序
動画の判定を順に整理しました。

- 載せるモデルのサイズを先に決めます。27B以下の密モデルとコーディング補助は、M5 Ultra 96GBです。
- 100B級のMoEを1つと、長いコンテキストを使うなら、M5 Max 128GBです。
- 150GBを超えるフロンティア級のMoEや同時利用なら、Ultra 256GBです。
- 一人でのチャットと要約だけなら、サブスクリプション(月約290,000ウォン、韓国での価格)のほうが安くなります。
購入が向いているケースとして、文書を外に出せない場合、24時間エージェントを動かす場合、同時利用でトークン料金が重くなる場合が挙げられました。動画の時点で、韓国国内の配送は10~12週間待ちでした(Clien(韓国のコミュニティサイト)の投稿を引用、2026-09-14)。4台クラスターで3倍という数字はAppleの主張です。
まとめ
- 速度ならUltra 96GB(9,490,000ウォン)、容量ならMax 128GBです。Maxの価格は、動画の基準日が約9,390,000ウォン、2026-10-30の表示価格が8,710,000ウォン(ストレージ512GBが基本)と、時点によって異なります(いずれも韓国での価格)。
- Mac Studioの数字はレビュー実測と計算による推定です。自社実測はMac mini M6だけです。
出典・基準日・限界
- 基準日:動画の公開日は2026-09-27です。価格は、2026-10-30のApple Korea(韓国)の公式表示価格(割引前)に更新しました。在庫・配送・日程は動画の時点のままで、変わっている可能性があります。512GB構成は動画の基準日には10月末予定で、2026-10-30のApple Korea構成画面では、CPU 36コア・GPU 80コアのUltraのオプションとして38,050,000ウォンが表示されていました。
- 出典:Apple Newsroom(2026-08-25、スペック)、BGRレビュー(2026-09-21)、Tom's Hardwareレビュー(2026-09-21)、Context Studios、ZONEofTECHレビュー。動画の基準日である9月27日のMaxの価格(約9,390,000ウォン)は、基本構成の価格にオプション価格を合算した値です。10月30日の値はストレージの基本構成が異なる(Maxは512GB、Ultraは1TB)ため、同じストレージ容量で揃えた比較ではありません。
- 限界:Mac Studioの実機は測れていません。Maxの27Bで約30トークン/秒、70Bの速度、GPU上限は、計算による推定です。BGRの数値は256GB構成(動画の説明ではGPU 80コア)の機種で出たもので、GPU 64コアの96GB基本構成とは異なる可能性があります。
ナレーションはAI音声で、執筆にもAIの補助を使っています。購入を勧めるものではありません。