DGX Sparkを実測:128GBボックス4種 vs Mac mini(2026-09時点)
投稿日 動画公開
DGX Sparkをクラウドで借り、Mac mini M6 32GBと同じモデルで測定。一人ならMac mini(64対40トークン)、同時16人の合計はDGX(319対166)。128GBボックス4種の判断順序。価格は2026-09時点。
DGX Sparkをクラウドで借りて実際に測ったところ、一人で使う速度はMac mini M6 32GBが上回り(同じ35B-A3B 4ビットモデルで、毎秒64対40トークン)、複数人が同時に使う場合の合計はDGX Sparkが上回りました(同時16人の合計で319対166トークン)。128GBをCPUとGPUで分け合うボックス4種は、「一人か複数人か、CUDAが必要か、価格が先か」で分かれました。
基準日のご案内。 この記事の価格・製品情報は、動画の公開日(2026-09-28)、価格の閲覧日2026-09-27を基準にしています。その後、価格や製品構成が変わっている可能性があります。動画の時点では未発売だったRTX Sparkは、その後に発売の知らせが出ましたが(当チャンネルの2026-10-20の動画を参照)、この記事には反映していません。購入前に最新の価格を別途確認してください。この記事は5分30秒の動画の内容を文章として整理し直したものです。動画は韓国語で進行します。
128GBボックス4種を1つの表で(2026-09-27基準)
| ボックス | メモリ帯域幅 | ソフトウェア | 価格(動画の公開日基準) |
|---|---|---|---|
| NVIDIA DGX Spark | 273GB/s | CUDA | $4,999(Amazon) |
| Ryzen AI Max+ 395 ボックス | 256GB/s | ROCm | $2,800~3,999 |
| RTX Spark N1X | 約300GB/s | CUDA・Arm | 未発表(Morgan Stanley推定 $2,899) |
| Mac Studio M5 Max 128GB | 614GB/s | MLX | 約9,390,000ウォン(動画の表記、韓国での価格) |
帯域幅はメーカー公式(RTX Sparkは発表されたスペック)で、価格は動画に記載された値です。このうち自分たちで直接測ったのはDGX Sparkだけです。残りの3つは、スペック・推定・引用です。

文字の生成速度は、まず帯域幅で見積もる
文字を1つ作るたびにモデル全体をメモリから読み込むため、速度はおおよそ「帯域幅÷モデルサイズ」に比例します。Mac Studio M5 Maxは614で、DGX Sparkの273の約2.2倍です(計算)。

40GBの70B密モデル4ビットに「帯域幅÷サイズ×約80%」を当てはめると、DGX SparkとAMDは毎秒約5トークン、RTX Sparkは約6、M5 Maxは約12トークンです(推定)。70Bは、借りたDGX Sparkで2回失敗し(ホストの再起動、ログを残さないサーバーの終了)、直接測れませんでした。Tom's Hardwareの測定では、M5 Ultra(1.2TB/s)のトークン速度がDGX Sparkの約4倍で、帯域幅比の4.4倍に近い値でした(引用・二次情報)。

借りて測ったDGX Spark:一人で使う場合
2026-09-28に、クラウド(vast.ai)でDGX Sparkを1時間あたり$0.387で借りました。メモリは121GiBと認識され、CPUはARMの20コアです。

最近人気のモデルは、全体は大きくても、文字ごとに一部だけを計算するMoEです。同じ8つの質問を繰り返し使うQwen3.6 35B-A3B 4ビットで、一人が300トークンを受け取る速度を測りました(実測)。
| 構成 | 一人あたりの毎秒トークン |
|---|---|
| Mac mini M6 32GB(MLX 4ビット) | 63.9 |
| DGX Spark(NVFP4) | 39.9 · 40.8 |
| DGX Spark + 投機的デコード MTP | 54.1 · 55.3 |
一人で使う速度だけを見ると、DGX SparkはMac miniを超えられませんでした。ただし両者の4ビット形式が異なります(DGXはNVFP4、MacはMLX 4ビット)。NVIDIA公式のNVFP4ファイルは、使ったvLLMのバージョンでロードエラーが出たため、RedHatAI版を使いました。借りたサーバーは、市販機と電力・設定が違う可能性があります。

128GBの本当の使い道:大きなモデルをまるごと
1,200億パラメータのgpt-oss-120b(MXFP4)は、モデル約66GiBに作業領域を加えて、メモリ109GiB(全体121GiBのうち)を確保し、一人あたり毎秒34.3トークンが出ました(実測、Dendro Logicの公開測定33.5に近い値)。32GBのMac miniには載らないモデルです。

同時に使うと逆転する
同じモデルに、1~128人がリクエストごとに200トークンずつ同時にリクエストしました。各セルは「合計・1人あたりの中央値」(トークン/秒、実測)で、DGXはMTPをオフにした値です。
| 同時ユーザー数 | DGX Spark | Mac mini M6 32GB |
|---|---|---|
| 1人 | 39.0 · 41.1 | 62.4 · 64.6 |
| 4人 | 127.8 · 33.2 | 123.2 · 34.0 |
| 8人 | 149.8 · 27.0 | 150.0 · 20.7 |
| 16人 | 319.1 · 20.3 | 165.7 · 11.8 |
| 32人 | 454.5 · 14.5 | 未測定 |
| 64人 | 623.7 · 10.0 | 未測定 |
| 128人 | 804.0 · 6.5 | 未測定 |
1人ではMac miniが約1.6倍上回り(62.4÷39.0、計算)、4人と8人では合計がほぼ同じで、16人でDGX Sparkが約1.9倍(319.1÷165.7、計算)です。1人の行のDGXの値(39.0 · 41.1)が上の表の39.9 · 40.8と異なるのは、ツールと長さが違うためです。上の表は300トークンのデモ用リクエストを続けて2回測った値で、この表は200トークンのリクエストの合計(最初の文字を待った時間まで含めて割る)と、1人あたりの中央値(文字が出始めてからの速度)です。Mac miniは16人までしか測っておらず、それ以上は分かりません。

選ぶ順序
- CUDA開発や、複数人が使うサーバーならDGX Spark。
- 価格、WindowsとLinuxの両方を重視するなら、Ryzen AI Max+ ボックスのうち最も安いもの。同じチップなので速度は同じで、違いは冷却・ポート・保証です。
- 一人で使う推論速度が目的なら、帯域幅の高いMac Studio M5 Max。ただし、自分たちが測っていないスペックに基づく判断です。
- 待てるなら、動画の時点で未発表だったRTX Sparkの価格と互換性を確認してください(Windows on Armのため、互換性は発売後に確認)。
動画では、購入前の3点も指摘されました。128GBのすべてをGPUが使えるわけではありません(Macは約75%、ほかのボックスも設定上の上限があります)。メモリ価格の上昇で、これらのボックスの価格が1年で40~65%上がったとのことです(動画からの引用)。一人でのチャットが目的なら、サブスクリプションが依然として安くなります。

測定条件と測れなかったこと
条件(2026-09-28)。 DGX Spark:vast.aiでレンタル・vLLM 0.19.2rc1・最大長8192・KV fp8。Mac mini:mlx_lm 0.31.3・mlx-community 4ビット。質問8つを循環、リクエストごとに200トークン、一人の場合は300トークン。
測れなかったこと。 70B密モデル、Ryzen AI Max+ ボックス、RTX Spark、Mac Studio M5 Max(いずれもスペック・推定・引用)、Mac miniの17人以上、電力・騒音、回答の品質。
出典・基準日。 実測は2026-09-28。価格は2026-09-27:pi3g DGX Sparkの価格表、TweakTown(2026-06-14)、TerminalBytes(2026-05)、Morgan Stanleyの推定(RTX Sparkのまとめ記事)、Apple Newsroom 2026-08-25、Tom's HardwareのM5 Ultraレビュー。
ナレーションはAI音声で、執筆にもAIの補助を使っています。情報提供を目的としたもので、購入を勧めるものではありません。